京野菜の一つの賀茂茄子は、丸茄子とどう違いがあるのか気になっていませんか?
なのでこの記事では、賀茂茄子と丸茄子にはどんな違いがあるのか、調べてまとめてみました!
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賀茂茄子と丸茄子の違いはここ?
まず、賀茂茄子というのは丸茄子の中の種類の一つなので、言わば賀茂茄子=丸茄子と考えることが出来ます。
そして、賀茂茄子と丸茄子の特徴はそれぞれこうなっています。
丸茄子
最初に、丸茄子というのはその名の通り、茄子の中でも形が丸い種類のもので、日本だけでなく海外も含めて様々な品種が存在しています。
大きさは、日本で見かけるものは野球ボール位の大きさが多いですが、10cm以上の大き目なものから一口サイズで食べられるものまで様々です。
丸い形をした丸茄子の外見は、黒というか紫色をしたトマトのようにも見えますが、トマトも実はナス科の植物なので、丸茄子の見た目がトマトに似ているのは当然なのかもしれないです。
賀茂茄子
次に、賀茂茄子(かもなす)は京都の北区上賀茂で昔から作られてきた丸茄子の品種で、「京の伝統野菜」や「ブランド京野菜」に指定されていることから、京都を代表する野菜の1つでもあります。
賀茂で栽培された茄子だから賀茂茄子というのは、そのまんまな印象を与えますが、栽培された土地から名前が取られているというのは分かりやすいですし、地名が名前の由来というのは多い印象です。
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賀茂茄子と丸茄子の違いは味だと?
賀茂茄子は、肉質が硬くしまっていて弾力があり、歯ごたえがあるのが特徴です。
丸茄子自体が、肉質がしまっているのが特徴なのですが、賀茂茄子もそんな丸茄子の中でも硬く締まった肉質の中に甘味があることから、「茄子の女王」と呼ばれる程です。
そして、そんな肉質がしまっている賀茂茄子は、加熱するとととりとした食感に変化するものの荷崩れを起こさないので、加熱調理がオススメの食べ方です。
例えば、厚めに輪切りにして両面を焼いて味噌を乗せた味噌田楽にしてもいいですし、煮物や揚げ物、炒め物とも相性がいいです。
その他にも、賀茂茄子を浅漬けにして食べるという食べ方もあります。
賀茂茄子の旬の時期はいつ?
賀茂茄子は原則的にハウス等を使用せずに野外の畑で栽培する形式の露地栽培されるので、旬を迎える時期は6月中旬~10月中旬が基本です。
しかし、一部ではハウスで栽培された賀茂茄子もありますので、5月頃から出回り始める場合もあります。
一般的な茄子が旬を迎える時期は、5〜10月頃の初夏から秋にかけてになりますので、賀茂茄子が旬を迎える時期も他の茄子とそこまで変わらないことになります。
なので、賀茂茄子を美味しく食べるのなら旬を迎える夏の時期に食べるのがオススメです。
加茂茄子と賀茂茄子で正しいのは?
賀茂茄子は、「加茂茄子」と表記されている場合もありますが、正しいのは賀茂茄子という表記です。
前述の通り賀茂茄子は、京都府京都市北区上賀茂で栽培された丸茄子の一種なので、栽培地が名前の由来になっていることから、「賀茂茄子」が正しいです。
ちなみに、「加茂」という地名は新潟県加茂市がありますし、その他にも岐阜県加茂郡がありますので、「加茂」という表記をするのは地名的にも間違いだと言えます。
おそらく、「賀茂」を変換した時に間違えて「加茂」と表記されてしまったことから、「加茂茄子」という誤植がされてしまったのかもしれません。
賀茂茄子と丸茄子の違いは何まとめ
賀茂茄子も丸茄子の一種なのですが、丸茄子が茄子の種類なのに対して賀茂茄子は京都のブランドになっている丸茄子であるというのが大きな違いかと思います。
そして賀茂茄子は、肉質がひきしまっていることから、田楽等の加熱調理で美味しく食べられています。
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